Paris Music Tour

パリの音楽について書いていきます。

歴史

オッフェンバック、最後の住居

パリの銀座通りとも言われる Boulevard des Capucine。映画館やカフェが並ぶ賑やかな通りです。その Boulevard des Capucin 8番地 4階 にオペレッタの父とも呼ばれるジャック・オッフェンバック (1819-1880) が57歳から彼の亡くなる61歳までの4年間住んでい…

オペラ座 (Palais Garnier)

1875年1月5日に開園したオペラ座。その風貌、風格はミラノのスカラ座やウィーンの国立劇場よりも立派にみえます。そんなパリのオペラ座についての記事です。

(Sittin' on) The Dock of the Bay (ドック・オブ・ベイ)

今日はなんとなく近くの公園に行きました。 この場所があまりにも綺麗だったのでずっとずっと眺めていたらふと1つの曲が頭に流れます。 オーティス・レディング のドック・オブ・ベイ です。 「家から遠く離れた場所で暮らす僕は失うものが何もない。ただ海…

ロックの始まり: 男「モテたい!」

男がギターを手に取るたった1つの理由。 「モテたい!」 ロックはかっこいい、かっこいいはモテる。 これだけで歴史が動くのです。 ギターを手にした諸君!ロックはこうやって始まったんだ!

現代音楽曲者図鑑 part 2: アレクサンドル・スクリャービン

「****と天才は紙一重」と言いますがスクリャービンよりこの言葉がふさわしい音楽家はいるでしょうか... 3歳からピアノを弾き始め12歳で様々なピアノコンクールで優秀な成績。 モスクワ音楽院を卒業するとき (20歳) ではベートーヴェンのピアノソナタ全てを…

現代音楽曲者図鑑 part 1: エリック・サティ

芸術家や音楽家には奇人・変人が多いですが彼を超えるのは難しいでしょう。 2017年 ver. で言うと 空前絶後のぉ! 超絶怒涛の変人音楽家!! クレイジーを愛し クレイジーに愛された男! 無調! 適当! 嫌がらせ! 全てのクレイジーの生みの親!! そう 彼こ…

生首にキス → 王「死刑!」: オペラのすすめ

図書館にDVDがあったので (お金がないので)リヒャルト・シュトラウスのオペラ「サロメ」を鑑賞しました。 サロメ/シュトゥック「サロメ」 簡潔にストーリー解説: 義理パパの王様エロドに踊れと言われた美少女サロメ、お母さんに「踊っちゃだめよ」と言われ…

「くるみ割り人形」見てきました!

モントリオールで行われていた「くるみ割り人形」を見てきました。 あまりにも美しく始まりから終わりまでずっと目がウルウルでした! 観客のウルウルだけでステージが照らせるほどです! 第1章で少女クララがくるみ割り人形をドロッセルマイアーに取り上げ…

現代音楽: グスタフ・マーラー「ロマン派まとめたった」

現代音楽とは20世紀初期の西洋クラシック音楽のことです。決してジャズやロック、ポップソンングではありません。 ロマン派音楽で愛国心を高めきった作曲家たちが曲作りだけに飽き足らず哲学やら科学やらを折り込んだ「わかる人には分かる」音楽が量産され…

ロマン派: ドイツ「なんかフランスが革命起こしたし俺らもなんかできんじゃね?」

ロマン派音楽の歴史をまとめました。 1800から1900年にヨーロッパで作られた音楽をロマン派音楽と呼んでいます。 ロマン派音楽は英語ではロマンティックミュージックと呼ばれていますが別にドレスやスーツに身を包んでお洒落なレストランでロウソクの火に照…

オペラの誕生:カメラータ「めっちゃかっこいい劇できた!」

オペラの誕生は作られたもの、自然にできたものではありません。 1575から1599年、ルネサンス時代、イタリアのフィレンツェでカメラータっていうグループがバルディさん家に夜な夜な集まって「かっこいい劇作ったる!」って意気込んで生まれたのがオペラ。そ…