ロックの始まり: 男「モテたい!」
男がギターを手に取るたった1つの理由。
「モテたい!」
ロックはかっこいい、かっこいいはモテる。
これだけで歴史が動くのです。
ギターを手にした諸君!ロックはこうやって始まったんだ!
簡単に言えばロックは1950年代に流行っていた
- ポピュラーソング
- ブルース
- R&B
- カントリー を合体させたものでした。
第二次世界大戦後に兵隊たちが本土(アメリカ) に帰り、戦争が終わった衝動で性的欲求が強まった男になりたい男たちがギターを手にして歌いました。
- プレイボーイの発刊 (1956)
- バービー人形発売 (1959)
性に寛大になった社会で男たちは歌います。
目標はモテる男。
当時のモテ男たち
- フランク・シナトラ
- ビング・クロスビー
みたいなスターになりたい!と
ギターを手にした男たちは彼らを目標に頑張ります。
しかし彼らはビッグバンドで有名に。 少人数で手っ取り早くもてたい男たちには向いてません。
そこで彼らが目をつけたのは
カントリーミュージック
1930年にアメリカの白人労働階級からヒルビリーミュージックというジャンルが確立しました。のちにカントリーミュージックと呼ばれるものです。
当時のスターたち
- ジミー・ロジャーズ
- ハンク・ウィリアムス
ヒルビリーを聞いた男たちは立ち上がります。
「俺でもできそう」と。
そして...
R&B
忘れてはいけないのがR&B。
1940年代から黒人が好んで聴いていた音楽。
1929年に起きた世界恐慌が発端となり憂鬱なことを歌うブルースが流行った。
それを仕事を求め北へ移った黒人たちが発展させて出来たのがR&Bだ。
R&Bは2つのレコード会社が中心となり広まった。
- チェス・レコード (シカゴ)
- アトランティック・レコード
軽快なリズムでちょっとエッチなことを歌ったR&Bは男たちの心に響いた。
そしてチェスレコード出身のチャック・ベリー (1955~) が火付け役となり。
Ida Red というカントリーソングのカバー
ロックは始まった!
チャックベリーと同様にアーティストたちはカントリーとR&Bを合体させて人気を高めていく。 (これをクロスオーバーという)
クロスオーバーの例では
- Blueberry Hill / ファッツ・ドミノ (1956)
- Shake, Rattle and Roll / ビル・ヘイリー & コメッツ (1955)
などがある。
そしてメディアの影響
- 1954年に始まったラジオ番組「ロックンロール・パーティ」
- 1957年に始まったTV番組「ビッグ・ビート」
- 1955年に上映した映画「ブラックボード・ジャングル」
で力を増していく「ロック」。
そして1人の男が立ち上がります。
『エルヴィス・プレスリー』またの名を『キング・オブ・ロックンロール』
1956年に「ポップチャート、R&Bチャート、カントリーチャート」1曲で全て TOP5 にランクインという偉業は彼が史上初でした。
『エルヴィス・プレスリー』男の夢を実現させた男。
「ロック=モテる」が証明されたんだ、誰も男たちを止めることはできない。
男はギターを手にして歌い続けます。ロックは始まったばかりだから。
そう...
『モテるために』
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