音楽の歴史

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現代音楽: グスタフ・マーラー「ロマン派まとめたった」

現代音楽とは20世紀初期の西洋クラシック音楽のことです。決してジャズやロック、ポップソンングではありません。

ロマン派音楽愛国心を高めきった作曲家たちが曲作りだけに飽き足らず哲学やら科学やらを折り込んだ「わかる人には分かる」音楽が量産されたのが現代音楽です。

バロッククラシックロマン派など今までの音楽のいいとこ取りみたいな感じなのでやはり「わかる人には分かる」と思います。

私はよくわかりませんが私なりにまとめてみました。

初期の現代音楽ロマン派音楽と同じようにベートーヴェンの影響が強く交響曲第9番のように「全ての人類へ...」みたいな大げさなメッセージを掲げてなんとか有名になろうと*標題音楽に頭を抱える作曲家が多い時代です。

*標題音楽とは曲に意味やうんちくを言葉で添えて聞こえてくる音に別の意味を持たせようとする音楽。

犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲 / エリック・サティ

後期ロマン派から音楽の都フランスパリからオーストリアウィーンに戻りました。1900年代にはヨハネス・ストラウスブラハムスブルックナーマーラーなどの偉大な作曲家がウィーンにいたそうです。

もし「タイムマシーンがあったらどこに行きたい?」と聞かれたら「1900年代のウィーンに行く!」とちょっと悩んで答えましょう。

そして現代音楽の先駆けとなったのがグスタフ・マーラー。彼はロマン派音楽にも片足を突っ込んでいた人ですが完全に現代音楽家です。そして最後のロマン派音楽家です。

マーラーについて少し紹介します。

ユダヤ教徒ボヘミア出身の彼は完全に他の音楽家から見ると部外者でした。しかしマーラー、ロマン派生まれで現代音楽育ち、しっかりロマン派の音楽を吸収しまとめ、向上させました。

例えばオーケストラの人数!ベートーヴェンのオーケストラには多くて45人ほど、マーラーのオーケストラには多い時ではなんと120人以上

そして曲の長さ!ベートーヴェン交響曲第9番は長いもので79分マーラー交響曲はほとんど80分越え!長いもので2時間ほど

時の流れにより豊かになった人々の暮らしが見えますね。時間と人数を持て余しています。

この様にグスタフ・マーラーロマン派を吸収し、発展させました。ロマン派のほとんどが彼の音楽に含まれています。

マーラー交響曲第6番「悲劇的」(1903-1904)は現代音楽の始まりとも言える曲です。標題音楽でテーマは「生と死」なんて盛大なタイトル掲げていますが1903年はマーラーが結婚した年です。絶対彼女のために作ったでしょ! (お察しください)

ちなみにグスタフ・マーラーの妻アルマは23歳の時に42歳のグスタフ・マーラーと結婚。アルマはウィーンで一番の美貌を持っていたと言われ、婚約中も多くの芸術家と肉体関係を持ち、グスタフ・マーラーが亡くなった後も建築家、詩人、劇場オーナーなんかと結婚離婚を繰り返しております。

アルマ・マーラーはその後自伝を出版しており、正直グスタフ・マーラーの人生より面白いです。

 

 交響曲第6番「悲劇的」第1楽章です。アルマ・マーラーの自伝を読みながら聴くのもなかなか乙なものだと思います。


Mahler - Symphony No.6 in A minor "Tragic" - I, Allegro energico ma non troppo. Heftig, aber markig (交響曲第6番「悲劇的」第1楽章)

 

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