最後から1.2番目の思想

音楽の歴史を書いていましたが続かなかったので大幅に内容が変わります。

農業に疲れて

 

↑の続きです。 

2ヶ月の間はずっと畑で働いてました。60年代の音楽をポケットの中で流し続けることによってオーナーに気に入ってもらい、前よりは過ごし良くはなりましたが未だに会話などは全くできず (スワヒリ語なので) 人とのつながりがない3ヶ月は本当に辛く、なれない畑仕事が続き足がいうことを聞かなくまっすぐに歩けなくなりました。一歩一歩つまずくようになりまともにお仕事ができなくオーナーに休むように言われ1週間ほど家で何もしない日が続きました。それでもお腹は空くし家賃も水道も高熱費も払わなくてはいけません。疲れ切った私はギターとブランケットを持ってモントリオールに行くことにしました。

モントリオールの地下鉄には面白い制度があります。ほぼすべての駅のどこかに虹色のリラ (ハープ)のサインが掲げてあります。

「lyre montreal metro」の画像検索結果

このマークの「ここなら音楽を奏でても良い」という意味です。そこで私はクラシックギターを弾くことにしました。最初は何をどこでどのように弾いていいか、など全くわからず少し怖かったこともあり人気のない駅で細々と弾いていました。

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私が初めて路上でギターを弾いた Joilette 駅です。

聴く人はいないけど好きなことをしている時間は落ち着きます。他にも駅を転々とし、携帯の充電は近くのモールで済まし、夜は持ってきたブランケットを羽織って駅で寝ました。初日は合計で$30ほど優しい方々からいただき、ご飯を食べることもできました。ちなみに地下鉄などの公共機関は1日$10で乗り放題です。

次の日からは人もよく通る駅 Square-Victoria-OACI 駅や Bonaventure 駅でギターを弾きました。観光スポットの近くということもあり立ち止まってくれる方々も多くとても充実していました。この2駅が今後1ヶ月間ほぼ毎日私が通った駅になります。

写真を撮ってもらったり、ありがとうとお礼言ってチップをくださる方々もいて優しい世界にずっと感謝していました。精神的に疲れていたこともあり涙が止まらない日もありました。

なれてくると自信もつき、1日にだいたい$160ほどチップをもらえる日もあり、たまにホテルでシャワーなども浴びることも出来ました。自分と同じように家がない方々と分けて一緒にご飯を食べたこともありたくさんの人生と触れ合えて少し幸せな日々でした。

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その当時の写真です。

宣伝するつもりではないですが自分が路上で弾いていた時のお気に入りの曲をYouTubeにあげました。プロコル・ハルムの「青い影」と言う曲です。畑のオーナーと仲良くなれた私の思い出の曲です。よかったら聴いてください。


A Whiter Shade of Pale (Procol Harum) - ing guitar music (Fingerstyle Guitar)

1ヶ月ほどでビザが届き、モントリオールからバスで2時間ほどの家に帰り就活を始めます。それはまた後で。