Paris Music Tour

パリに移住することにしました。これからはパリの音楽について書いていきます。

(Sittin' on) The Dock of the Bay (ドック・オブ・ベイ)

今日はなんとなく近くの公園に行きました。

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この場所があまりにも綺麗だったのでずっとずっと眺めていたらふと1つの曲が頭に流れます。


オーティス・レディングドック・オブ・ベイ です。

「家から遠く離れた場所で暮らす僕は失うものが何もない。ただ海岸を眺めて時間を無駄に過ごすんだ。」

そんな歌詞です。彼のしんみりとした歌声、バックで流れる波の音やカモメの鳴き声が印象的です。

 1998年、今から50年前の曲ですがローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500 で26位にランクされたこともある美しい曲です。

この曲がレコーディングされたのは1997年12月7日。しかし3日後の12月10日にオーティスは飛行機事故でなくなっています。曲がリリースされたのは翌年の1月8日です。

オーティス自身、この曲は俺の初めてのナンバーワンになると言って、その通り1968年3月16日、曲が発売されてから約3ヶ月後にビルボードチャートで週間ランキング1位を獲得しました。彼の唯一のナンバーワンとなりましたがオーティス自身がそれを祝福することができませんでした。

このようにアーティスト自身が作品の日の目を見る前に亡くなってしまったケースはよく見かけます。

バッハが日の目を浴びたのは彼が亡くなってから79年後、メンデルスゾーンによる「マタイ受難曲」復活公演によって。

ジョルジュ・ビゼー「カルメン」も彼が生きている間は全く評価されませんでした。初公演から約3ヶ月後のビゼーは亡くなっています。

トニー賞、そしてピューリッツァー賞 を受賞したミュージカル「レント」の脚本、作詞作曲をしたジョナサン・ラーソンも初公演の1ヶ月前に亡くなっています。

他にもたくさん例がありますがこれはとても悲しいことですね。

話がだいぶそれましたが オーティス・レディングドック・オブ・ベイ ぜひ聴いてみてください。